1 喘息とは 1)喘息の管理 2)喘息の疫学 3)喘息の危険因子 4)喘息の予防 5)喘息死、喘息死ゼロ作戦 2 喘息の診断 3 喘息の治療 4 喘息発作 5 特殊な喘息 6 喘息関連トピック 7 喘息関連リンク 8 喘息関連文献 9 喘息ドットコムショップ ★ 喘息診療日記 ★ 当サイトへメール |
4 喘息発作 2)病院での治療 喘息発作の患者が病院に搬送されたら、喘息発作の程度をすぐに判断される必要があります。 重症度を大まかに分類すると @軽度:呼吸困難はあるが横になれる程度。 A中等度:苦しくて横になれず、かろうじて歩行できる程度。 B高度:歩行不能で会話も困難な程度。 C重篤:チアノーゼ、意識障害、呼吸停止などを認める。 に分けられます。 喘息発作の程度を考えて、急いで問診をとることが重要となります。ただし、問診のために治療が遅くならないように注意します。
・発症時間、増悪の原因。 @軽度(小発作)の治療 β2刺激薬をpMDI、DPI、ネブライザーで吸入 A中等度(中発作)の治療 ・β2刺激薬吸入用0.3-0.5ml+生理食塩水4mlでネブライザー吸入 ・アミノフィリン(250mg/A)6mg/kg+等張液200-250ml点滴静注 ・ヒドロコルチゾン200-500mgまたはメチルプレドニゾロン40-125mgまたはデキサメタゾン、ベタメタゾン4-8mg点滴静注 ・エピネフリン(0.1%)0.1-0.3ml皮下注射 ・酸素吸入 B高度(大発作)や中等度発作症状の持続の治療 ・中等度の治療を継続 ・アミノフィリン0.6-0.8mg/kg/hrで持続点滴 ・ヒドロコルチゾン100-200mgまたはメチルプレドニゾロン40-80mgを必要に応じて4-6時間毎に点滴静注。デキサメタゾン、ベタメタゾン4-8mgを必要に応じて6時間毎に点滴静注。またはプレドニゾロン0.5mg/kg/dayを経口投与する。 ・酸素投与
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