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 2)発作治療薬(レリーバー)
 3)ステロイド薬
 4)長時間作用型β2刺激薬
 5)短時間作用型β2刺激薬
 6)テオフィリン製剤
 7)ロイコトリエン受容体拮抗薬
 8)Th2サイトカイン阻害薬
 9)トロンボキサンA2阻害薬

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 喘息の治療
2)発作治療薬(レリーバー)

 喘息の増悪期に起こる喘鳴(ぜーぜー)や呼吸困難、咳などの急性期症状は気道の攣縮によります。この時の気流制限は気道の炎症と関連し、気管支平滑筋の収縮や浮腫、気道分泌物の増加によって起こります。発作治療薬(レリーバー)は気流制限を 解除することにより急性期の症状を早期に緩和する治療薬です。

 発作治療薬には気管支平滑筋を緩める作用のある

 @短時間作用型β2刺激薬

 Aテオフィリン製剤

 B吸入抗コリン薬

 Cエピネフリン

と気道炎症の改善を目的とする

 Dステロイド薬

が含まれます。

 短時間作用型β2刺激薬は喘息増悪期の急性発作の治療における第一選択薬であり、喘息のガイドラインでは全ての重症度において発作時には緊急治療薬として使用することが勧められています。

 それに対して短時間作用型β2刺激薬を頻繁に使用する場合には吸入ステロイドなどの長期管理薬、コントローラーが正しく、定期的に使用されているかを考える必要があります。

 全身性のステロイド点滴や内服治療は重症な発作に対して必要な発作治療薬であり、喘息発作に対して全身性のステロイド薬をうまく使うことが大切になってきます。特にQOLの改善、救急受診や入院率の減少につながっていると言われています。

 
→1)長期管理薬(コントローラー) →6)テオフィリン製剤
→2)発作治療薬(レリーバー) →7)ロイコトリエン受容体拮抗薬
→3)ステロイド薬 →8)Th2サイトカイン阻害薬
→4)長時間作用型β2刺激薬 →9)トロンボキサンA2阻害薬
→5)短時間作用型β2刺激薬  


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