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2)ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体(ゾレア)

 「ゾレア皮下注用(一般名:オマリズマブ)」は米国Genentech社により創薬された世界初のヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体です。マウス抗ヒトIgEモノクローナル抗体の相補性決定領域とヒトIgGに由来する定常部およびフレームワーク部からなる分子量約149000、アミノ酸残基1338からなる糖タンパク質でIgEと結合することにより、アレルギー疾患の引き金となるマスト細胞上の高親和性受容体へのIgEの結合を阻害し効果を発揮します。

 今までの治療でも喘息症状をコントロールできなかった難治の患者において朝のピークフローを改善し、喘息増悪を減らす結果を出しました。

■用法と用量
 通常成人にはオマリズマブとして1回75-375mgを2〜4週間ごとに皮下に注射します。1回あたりの投与量および投与感覚は投与前の血液中の総IgE濃度と体重によって決まります。

■副作用
 副作用としてはショック、アナフィラキシー様症状が頻度不明であるが報告されました。284人中134人で軽度から中等度の副作用を認めました。19%で注射部の発赤、9%で注射部のかゆみ、8%で注射部の腫脹、7%で注射部の疼痛を認めております。

■参考サイト
 ゾレア:ノバルティスファーマ株式会社によるヒト化ヒトIgEモノクローナル抗体(オマリズマブ、商品名ゾレア)のサイト。


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