■「喘息ドットコム」〜喘息の診断、症状〜■
 


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  喘息の診断
1)症状

 喘息の症状には咳、痰、胸部圧迫感、呼吸困難、喘鳴(ぜーぜー)などで、発作的に短時間から数日症状が継続します。また繰り返し起こり、自然に消えることもあれば、薬を使わないと消えない場合もあります。

 特異的な症状はなく、他の病気と鑑別が難しいこともあります。

 厚生労働省研究班で検討した喘息初発時の症状は以下の通りです。

 @咳嗽(307例)

 A喘鳴(268例)

 B呼吸困難(197例)

 C痰(124例)

 D感冒様症状(29例)

 E労作時息切れ(25例)

 F息苦しさ、胸部不快(13例)

 G起座呼吸(7例)

 喘息の症状がないにも関わらず、

  @特定の場所にいると咳などが現れる。

  A毎年同じ季節になると症状が出現する。

  B就寝中に深夜から早朝にかけて胸部圧迫感、呼吸困難で起きる。

  Cかぜでないにも関わらず2週間以上咳をしている。

  D犬、猫などのペットに接触すると咳が出る。

  E運動後に強い呼吸困難と喘鳴が出る。

  F女性で生理周期に関連して咳が出る。

などの症状がある場合に喘息を疑います。さらにアレルギー体質だったり、家族に喘息の人がいたり、小児喘息を持っている時にはさらに強く喘息を疑います。

 症状から喘息が疑われる時には肺機能検査などで診断を確定します。

 
→1)症状 →4)肺機能検査
→2)血液検査 →5)ピークフロー(PEF)
→3)喀痰検査 →6)画像


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