■「喘息ドットコム」〜喘息の診断、喀痰検査〜■
 


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  喘息の診断
3)喀痰検査

 喘息の主な症状である痰は、気管支腺や2型肺胞上皮細胞から分泌された粘液や浸潤剥離した細胞の混合物です。発作時には大量に認められることが多く、 気管が狭くなるため痰を出すことが難しくなります。発作時ではなくても喘息の人の30%に慢性的に痰を自覚するとされています。

 そんな痰は

 @「ネバネバ」した痰。量は少ない。

 A「サラサラ」した痰。量が多い。

の2種類に分けることができます。

 痰を顕微鏡で調べると好酸球が数多く見られることが特徴的です。痰の細胞の中で20%以上に好酸球を認めると喘息を疑います。

 また、発作時の痰の中にはシャルコーライデン結晶Charcot-Leyden crystalが見られることがあります。六角錐の針状の結晶で、好酸球、好塩基球、マスト細胞の細胞膜から遊離されてライソホスホリパーゼlysophospholipaseの活性を持ちます。 シャルコーライデン結晶も喘息に特徴的です。

 
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