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4 喘息発作
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 1)アスピリン喘息
 2)咳喘息/アトピー咳嗽
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 4)高齢者喘息
 5)Churg-Strauss症候群
 6)アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)
 7)妊娠と喘息
 8)手術と喘息
 9)天気と喘息
 10)上気道疾患と喘息

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  特殊な喘息
8)手術と喘息

 喘息の人ももちろん外科的な手術を行うことがあります。過去の報告では、周術期に気道収縮や圧外傷などの呼吸器合併症が生じやすいとされていましたが、実際は1%に気道収縮が見られたにすぎず、気胸や肺炎なども喘息に関連したものは報告されていません。

 術前に喘息のコントロール状況を把握する必要があります。今までの手術歴や治療状況、アスピリン喘息の有無なども確認します。

 急な手術でない場合には良好なコントロールと呼吸機能の改善が得られるまで手術は待機し、改善するまでしっかり治療を行います。

 緊急の手術の場合には全身性のステロイド治療を行い、術中、術後の発作を予防します。

 術前6カ月以内に全身性ステロイド薬を投与された人には術前、術中にステロイド薬の点滴静注を行います。その量としては術前に

 ヒドロコルチゾン100-300mg(またはメチルプレドニゾロン40-80mg)

術中には

 ヒドロコルチゾン100mg(またはメチルプレドニゾロン40mg)を8時間毎

に投与することがいつの目安になります。

 いずれにしても、手術の前にはかかりつけの先生と相談するべきですし、手術を携わる外科、麻酔科はその情報を把握する必要があります。

 
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→3)運動誘発喘息 →9)天気と喘息
→4)高齢者喘息 →10)上気道疾患と喘息
→5)Churg-Strauss症候群(アレルギー性肉芽腫性血管炎)
→6)アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)


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