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1 喘息とは 2)喘息の疫学 日本の累積有症率は乳幼児で5.1%、小児で6.4%、成人で3.2%です。近年、その数は急速に増加しており、日本の平均値では小児では1960年代で1%程度であったものが6%、成人では1%が3%程度まで増加したと推定されています。 地域差では開発途上国で少なく、先進国に多 く、寒冷地に少なく、温暖地に多いと言われております。日本の有症率を地域別に検討すると人口密度と相関がみられます。幼少期は男性に多く、思春期以降は女性に多い傾向があります。 遺伝的にはアレルギー素因の遺伝と、発症臓器に特異的な遺伝があると考えられております。家族歴にはアレルギー疾患が多く、喘息を持つ比率が高いとされます。 報告によって数字は変わりますが、現在、日本で病院を受診している喘息患者は235万人と推定されております。
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